2015年5月10日(日) 堺市音楽団 第20回記念定期演奏会 (泉ヶ丘ビッグアイ)

  • 2015.05.29 Friday
  • 02:54


平成27年5月10日、泉ヶ丘ビッグアイ多目的ホールにて、第20回記念定期演奏会を行いました。ご来場および演奏会開催のためにご協力いただきました皆様に、改めて御礼申し上げます。

この演奏会は、当団にとっての「成人式」。
これまでの集大成として、団で今までお世話になった方々や、ファンの皆さん、団員のご家族に「今までありがとう」という気持ちをお伝えさせて頂きたいと思っていました。
「1500人収容のホールをお客さんでいっぱいにするんだ!!」と意気込み、何年も前から準備がすすめられてきました。

いつもは700人収容のホールで毎年、有難くも満員のお客様の前で演奏させていただいてきたのですが、今回の演奏会の集客目標はその倍以上。初めて街頭で生演奏をしながらチラシを配ったり、新聞の折り込み広告でPRするなど、宣伝活動には力を入れてきました。
 


開場30分前なのに、入口の前にはすでに長蛇の列。



今までに見たことのない数のお客様が並んでくださっているのを見て、仲間と抱き合い感極まって涙ぐむ団員もいました。

早くから待っていてくれたお客様のために急遽、街頭演奏をしたメンバーが集まって客席でオープニング演奏をしました。



そして、いよいよ開場。

緊張はMAXでしたが、幕が上がってほぼ満席状態の客席を見て、団員のテンションは一気に上昇↑↑


第一部は、
♪フロレンティナマーチ
♪祝典のための音楽
♪魔法使いの弟子

フィリップ・スパークが作曲した 「祝典のための音楽」は、中間部に、ちょっと不安気なファゴットソロから始まり、クラリネットが加わり、フルートが加わり、みんな加わって感動的なクライマックスを迎える部分があります。
ここの合奏練習のとき、指揮者は
「一人で悩んでる、そこへクラリネットが<一人じゃないよ>と声をかけ、フルートも<私もいるよ>と声をかけ、みんな集まってきて頂上に登りつめる。そこで眼下に広がる雄大な景色。
登山は頂上手前が一番しんどいですよね。演奏会開く時も同じですよね。ああ、しんどいな、今日練習行きたくないな、って時もありますよね、でも頑張って頂上まで行った人にしか見えない景色、ありますよね。」
という例え話を織り交ぜて表現しました。

ステージから見えた景色はまさに頂上から見た雄大な景色でした。
拙い演奏ではありますが、練習では中々合わなかった部分が、本番ではピッタリ合っていて、一つになった団員の気持ちが音に現れていました。きっとお客様にも届いていたことでしょう。


第二部は、雰囲気が一変し、ビッグバンド風のポップスステージ。
♪イントロダクション
♪マイウェイ
♪サンチェスの子供たち
♪アクエリアス


昨年5月10日は、「吹奏楽ポップスの父」と言われている故・岩井直溥氏の命日ということで、今回氏への敬意をこめ、全て氏がアレンジした曲で構成させていただきました。

岩井直溥氏が初めて手掛けたと言われる吹奏楽ポップス。今でこそ、プロからアマチュアまでいろんな所で演奏され、皆に親しまれていますが、ジャズとはまた違った形で、それでいて洗練されたサウンド・構成・ステージパフォーマンスに、創られた当時は衝撃的なものとして受け止められました。
ですが、氏が吹奏楽ポップスを生み出してくれたおかげで、それまで吹奏楽をまったく聴かなかった人を惹き付けたり、また、演奏する側にとってもクラッシックだけではなく、ポップスを始め、ジャズやラテンといった幅広いジャンルに亘る素晴らしい名曲の数々と触れる機会を与えてくれることとなり、吹奏楽が広く、また個人の一生に渡って愛され続ける存在となるのに多大な影響を及ぼしたと言えます。

演奏の仕方もオリジナル吹奏楽曲やオーケストラの曲をする時とは全く異なるので、団員も最初は苦労しましたが、本番ではノリノリでとても楽しく演奏することができました。

第三部は、スペシャルステージ。
♪行進曲「大空」
♪「山の動く日来たる」〜与謝野晶子の詩による連作音詩〜
♪交響詩<ローマの松>より「アッピア街道の松」
(アンコール)
♪陽はまた昇る
♪宝島


「山の動く日来たる」は、堺出身の期待の作曲家、尾崎一成氏に「堺の素敵」をテーマにした作品を作ってくださいと委嘱したところ快くお引き受けしてくださり、明治時代の堺出身の女流歌人・与謝野晶子(1978-1942)をイメージしながら作られた曲です。
曲が完成するまで、何回も団員が音を実際に出して、「ここはこうしたほうがもっと良くなる」と修正を重ねて作られていったことから、堺市音の団員も第2の生みの親として深く関わらせていただきました。それだけに、団員の曲に対する思い入れはより一層強くなりました。
タイトルは、女性の社会的立場が弱かった時代に晶子が「女性の目覚め」を高らかに歌い上げた言葉です。尾崎さんは、文学少女として、母として、一人の女性として「強く、正しく、美しく」生きた晶子の生涯を主題に、親しみやすく、スケール感大きく表現してくださいました。
多くの子供(なんと12人!)を育て生活に苦しみながらも文学を求めた晶子の姿は、当団の団員の音楽への想いと共通していると尾崎さんは仰っておりましたが、まさにそうです。だからこそ、より一層曲に愛情を込めて演奏することができたのです。アンケートでも、他の曲と比べて頭一つ抜けた高評価をいただきました。
この曲については、6月21日にフェスティバルホールで行われる「第1回大阪府職場・一般吹奏楽フェスティバル」でも演奏します。堺市音を、また堺を代表する曲として、より多くのお客様の前で披露したいと思います。

「アッピア街道の松」以降3曲については、精華高等学校吹奏楽部・登美丘高等学校吹奏楽部の生徒さんが特別にバンダ演奏として参加してくれて、ステージに華を添えてくれました。アンコールの「宝島」ではお客様の手拍子と一体になり、そこに居た誰もが幸せな気分でフィナーレを迎えました。

終演後、後援会受付窓口に並んでいた沢山のお客様から
「ありがとう!」「元気をいただきました!」「感動しました!」「来年もまた来ます!」と数々の温かい言葉を頂戴しました。お客様が皆喜んでくださっていた、というのがとても嬉しかったです。

また、アンケートも500枚近く集まり、後日団員が打ち上げで一枚一枚、一言一句噛みしめるように読ませていただきました。
団員が多くの方に音楽の喜びを直に伝えていくことで、お年寄りから子どもの方までが同じ時間と空気を共有し、感じ合うことができる、そんな素晴らしい時間を生み出していけたら…と考えています。
後援会の皆様や団員のご家族の方をはじめ、堺市音楽団を応援してくださるすべての人に、一回り成長した当団の活動を、これからも暖かく見守っていただきたいと思います。


( Perc. Y.I )

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